地震対策がされているかちゃんとチェック!
住宅を購入するのであれば、家族の命と建物を守るために、地震対策がしっかりと行われているかどうかあらかじめチェックしておくことが大切だと言えます。建築基準法が改正されてからはある程度の強度を持った住宅が建てられるようになっていますが、ハウスメーカーごとに取り扱っている住宅の耐震性は大きく違っていることを知っておくべきです。建築基準法の最低基準の場合は耐震等級1に該当し、大きな地震が起こっても倒壊しないレベルとなっており、家族の命は守ることができるとされていますが、大きなダメージを受けるので住み続けることはできません。耐震等級2になると学校や病院のような高い強度を持った家であり、耐震等級3になるとより強度が高い消防署や警察署と同等の耐震性能があります。
耐震等級1でも家族の命を守ることができるので、それほど高い耐震性能はいらないと考えるかもしれませんが、中程度の地震が何度も起こった後に大地震が起こった場合は被害が大きくなる可能性がありますし、大きな地震の後に余震で中程度の地震が続いた場合も危険な状態になってしまうでしょう。ハウスメーカーごとに耐震性を高めるための工夫は大きく違っており、地震対策として特別な工法を用いているケースもあれば、ハイクオリティな制震ダンパーを導入しているケースもあります。公式ホームページや取り寄せたカタログなどから地震対策の内容について確認することができるので、きちんと対策が行われているハウスメーカーの住宅を購入するべきです。
地震対策が不十分な家に住んでしまうと、万が一のときに建て替えが必要になるだけではなく、不安な思いをしながら生活することにもなります。大きな地震が起こると危険な目に遭うかもしれない、建て替えが必要になるかもしれないなどという心配をすることになりかねません。耐震等級の高い大きな地震があっても住み続けられる家に住んでいるのであれば、こういった不安を感じることなく生活できるようになります。
住宅を購入する際にはデザインや間取りなどにこだわることも大切ですが、素敵なマイホームでも家族や建物を守ることができなければ意味がありません。事前に地震対策について詳しくチェックすることができるので、きちんと対策が行われているハウスメーカーを利用して住宅を購入することが望ましいと言えます。安心して住むことができる家が欲しいのであれば、耐震性能について妥協するべきではないと知っておきましょう。