エクステリアにこだわると予算オーバーになりがちなので注意

マイホームを建てる際に周囲の家とは差がつく見た目にしたい、ガレージやウッドデッキなどを設置したいと考えている人は少なくないですが、エクステリアにこだわると予算オーバーになりがちなので注意が必要だと言えます。多くの場合は建築費の10%から20%の費用に落ち着くことが多く、2,000万円の家を建てるときはそのうちの200万円から400万円がエクステリアにかかる費用であるケースが多いです。しかしながら、家の見た目を特別なものにしたいと考えていたり、特別なスペースを確保したいと考えていたりすると、エクステリアだけで1,000万円を超えてしまう値段になることもあります。

そもそも、エクステリアには門回りやフェンス、ポーチや駐車スペース、テラスや庭の全ての部分を指しており、これら全てを理想のものにしようとすると費用が高くなってしまうことは仕方がないことだと言えるでしょう。全部にこだわってしまうと予算オーバーする可能性が高いので、妥協できるポイントを決めておくことが大切だと言えます。ガレージやテラスなどを設けて趣味を楽しみたいと思うのであればそういった部分にお金をかけても良いですが、その分フェンスや門などはシンプルなものにするなど工夫することが可能です。お金をかける部分と節約する部分でメリハリをつけることができれば、予算オーバーしやすいエクステリアの費用問題を解決することができます。

エクステリアの建築費用を抑えるために建物を建ててもらう会社と別の会社に依頼しようと考える人もいますが、その際には住宅ローンを使用することができません。依頼先を工夫することで予算内におさめることができたとしても、住宅ローンが適用されないことで支払いが難しくなるケースもあるので、この点にも注意しておくべきだと言えます。エクステリアにかかる費用も住宅ローンを利用したいと考えるのであれば、施工会社を変えるのではなく、妥協ポイントを見つけて費用が安くなるようにしたほうが良いでしょう。

マイホームの見た目を大きく左右するエクステリアですが、とことんこだわってしまうと大幅に予算オーバーしてしまう可能性が高いです。それぞれ独立したものなので1つ1つの値段はそれほど高くないと感じられても、エクステリア全てを合計すると高額になってしまうことが多いので注意が必要だと言えます。カーポートを設けたりバーベキューができるテラスを設置したりしたいという希望がある人も多いですが、それを考慮して他の部分の費用を削るなどの工夫が必要であることを理解しておきましょう。

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